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パークのプールの水の色が、時に少し濃い茶色や緑色に見えることがあります。
「汚れているのかな?」と思われる方もいらっしゃいますが、実はそうではありません。
この色の正体は「珪藻(けいそう)」という小さな藻類です。
顕微鏡でしか見えないほど微細な珪藻が、何百万と集まり、プールの壁の内側をやさしく覆っています。
これらの珪藻は太陽の光を吸収し、強い紫外線からイルカたちを守る“自然のサンスクリーン”のような役割を果たしています。
珪藻は成長すると壁から離れ、水面にゆっくりと浮かび上がってきます。
そのため、水面に小さな粒や薄い膜のようなものが見えることがありますが、これは汚れではなく、自然の海のサイクルの一部です。
あるお客様が冗談まじりに「イルカのフン?」とおっしゃったことがありますが、
いいえ、そうではありません。
シー ライフ パーク ハワイのプールでは藻類がとても元気に育ちます。
それは、プールの水が化学薬品を一切使わず、毎日新鮮な海水に入れ替えられているからです。
パークでは一日におよそ4万5千トン以上の新鮮な海水が絶えず循環しています。
これは、海の生きものたちにとって最も自然で安全な環境を保つための大切な仕組みです。
そして、この小さな珪藻たちは、実は私たち人間の暮らしにも欠かせない存在です。
科学者によると、地球上で私たちが呼吸する酸素のおよそ4分の1は、海の珪藻によってつくられていると言われています。
つまり、珪藻はイルカたちの健康だけでなく、地球全体の環境を支えているのです。
パークのプールは、そうした自然の力とともに生きる環境そのもの。
見た目は少し濁って見えるかもしれませんが、その中には“海と共に生きる”というシー ライフ パーク ハワイの思いが息づいています。
どうぞ安心して、そして少し誇らしい気持ちでご覧になってください。

