サメ

サメの横顔アップ
海のバランスを支えるハワイのハンターたち

ハワイの海を悠々と泳ぐサメたち。力強くも優雅な姿は、海の神秘そのものです。

パークのサメたち

シー ライフ パーク ハワイには、水深5メートル・約100万リットルの海水をたたえる大きな水槽があります。
その中では、ハワイ近海に生息するネムリブカ、ツマグロ、メジロザメたちが優雅に泳いでいます。
泳ぎながら呼吸をするサメの特性を観察できるほか、ハワイならではの神話的な一面も知ることができます。

シーライフパークのシャークケーブ

サメの生態・豆知識

サメの種類
ハワイは地理的に孤立しているため、動植物において多くの固有種を有していますが、サメはハワイに固有な種がありません。

サメの体
サメの体は柔軟な軟骨でできており、泳ぎに優れた構造をしています。

サメのひれ
サメのひれは大きく5種類あります。背びれ(ふつう2枚)、胸びれ(左右1枚ずつ)、腹びれ(左右1枚ずつ)、しりびれ(ない種もあります)、そして尾びれです。尾びれは上下が非対称で、推進力を生み出します。

出産
出産には卵生と胎生の2タイプがあり、一度に6〜12匹、種類によっては40匹もの子を産むこともあります。

呼吸
サメには、泳ぎ続けて水流でエラに水を送り込む強制遊泳型と、じっとしていても口や咽頭の動きで水を送り込める口腔ポンプ型がいます。パークにいるネムリブカは後者のタイプで、泳がずに海底で休みながら呼吸できる珍しい種類です。

ハワイアンにとってのサメ

サメはハワイ語でマノ。ハワイの歴史・文化に深く関わってきました。
一部の人々はサメを家族の守護神 アウマクア として敬い、捕獲せず、えさを与えて守ることで、サメが家族を守ってくれると信じられてきました

一方で、資源として活用してきた地域もあります。

ニウヒ(人を襲うことがある大型のサメを指す語)にまつわる古い伝承も多く、たとえば危険を冒して捕らえることが勇気の証とされたり、予知にまつわる話が語り継がれている地域もあります。
こうした物語は、ハワイの人々がサメを畏れ敬ってきた歴史を今に伝えています。

またハワイのもっとも有名な王であるカメハメハ大王の母親は、妊娠中に自分の子供にリーダーの資質を与えるためニウヒの眼を欲したともいわれています。

サメは生態系の要

サメは海洋生態系のバランスを保つ重要な存在です。
正しい知識と理解を深め、共に生きる海の仲間として見守りましょう。

サメのフォトギャラリー

サメたちが悠々と泳ぐ姿や、神秘的な表情を写真でご紹介します。
写真をタップすると大きく見ることができます

そのほかのパークの仲間たち

イルカやウミガメ、アシカなど、シー ライフ パーク ハワイには個性豊かな仲間たちがたくさんいます。
家族みんなで楽しめるふれあい体験も充実。ハワイの自然と生き物たちに出会える特別な時間をお過ごしください。

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