アオウミガメ

パークのアオウミガメ
未来へ命をつなぐ海の旅人

海といのちをつなぐ存在、アオウミガメ。ここでは保護の歩みと、いきいきと暮らす姿に出会えます。

パークのアオウミガメ

シー ライフ パーク ハワイでは、アオウミガメの保護と繁殖に長年取り組んでいます。ハワイの太陽の下、ゆったり泳ぐ姿や浜辺で休む様子を間近で観察でき、家族連れにも人気の学びある体験が待っています。

ウミガメの生態・豆知識

水分補給
ウミガメは海水から水分補給を行い、体内の余分な塩分は目じり付近の塩腺(えんせん)で排出します。涙のように見える分泌液は、実は濃い塩分を含む生理的な仕組みです。

食事
アオウミガメは成長すると藻類しか食べなくなりますが、幼いころはクラゲなども食べます。もし海にビニール袋が漂っていると、子ガメにはそれがクラゲに見えてしまうので間違って食べてしまうことがあります。そういった事故を起こさないためには、海洋ごみを出さない・拾うといった行動が大切です。

アオウミガメの保護活動

シー ライフ パークはアメリカで唯一のアオウミガメの繁殖施設です。
毎春およそ1,000個の卵が産卵され、それらのほとんどは孵化したその日の夜のうちに海に帰されます。そのうちの何匹かは研究や教育のためパークで1〜2年保護し、その後、海に帰します。

海に帰すには一定のガイドラインがあります。
カメの甲の長さが35センチ以上であれば砂浜から海に帰し、34センチ以下の場合はボートに乗せて数キロ沖で海に帰しています。

自然界で成体まで生き残れるのは約1,000匹に1匹とされ、保護の積み重ねが未来につながります。

海に帰るアオウミガメ

ハワイの海へ帰っていく瞬間は胸が熱くなる体験。教育的価値も高く、子どもたちの海洋保全意識を育てます。

皆さんへお願い

ハワイのアオウミガメは絶滅危惧種に指定されていましたが、ハワイ州やEndangered Species Act (絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律)などの連邦政府の法律によって保護されたおかげで、絶滅の危機レベルが一段階引き下げられました。
これは一歩前進です。しかし私達のゴールは、アオウミガメを完全に絶滅危惧種のリストから消すことです。そのためにも、どうぞ野生のウミガメを捕まえたり、餌付けをしたり、いたずらをしたりしないでください。

ハワイのアオウミガメは砂浜に上がってくることで知られています。その場合は彼らをそっとしておいてあげる事がとても大切です。そうしてあげることで彼らは体を温め休息することができます。彼らが生きていくために必要な事なのです。

また残念なことに、昨今ウミガメを脅かしているのは網の絡まりなど、海洋のゴミです。海洋ゴミとは我々が出すゴミです。
ウミガメにとって海洋ゴミは大きな脅威です。
どうか自分の出すゴミに責任を持ってください。また他人が出したゴミを見つけた時は拾ってください。そうした行動が海洋ゴミを減らし、海を守ることに繋がります。

そしてもし、傷ついた個体を見つけた場合は、無理に手を出さず、適切な機関へ連絡するようにしてください。どうかよろしくお願いいたします。

アオウミガメのフォトギャラリー

水中を滑るように泳ぐ姿、浜辺で日向ぼっこをする表情、愛らしい赤ちゃんまで。シー ライフ パーク ハワイならではの写真をお楽しみください(画像タップで拡大)。

そのほかのパークの仲間たち

イルカやアシカ、インコなど、シー ライフ パーク ハワイには個性豊かな仲間たちがたくさんいます。
家族連れにも人気のふれあい体験が充実。ハワイの自然を感じながら、動物たちと心通う時間をお過ごしください。

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