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ハワイの海風に乗って舞う白い翼——。
ここは、島の命をつなぐ小さな中継基地です。
シー ライフ パーク ハワイは、ハワイ州で唯一海鳥の保護区を設けている施設です。
島の人々は、傷ついた海鳥や飛行中に迷ったヒナを見つけると、このパークに連れてきてくれます。
特に10月から12月はミズナギドリのヒナが巣立つ季節。
夜行性のため夜に初めての飛行を試みますが、人工の灯りに惑わされて落下してしまうことがあります。
そうしたヒナを島民が保護し、パークに運んでくれるのです。
多いときには、わずか1ヶ月で900羽近くの海鳥が保護されることもありました。


この写真のミズナギドリは、ノースショアの住民が1時間かけて運んでくれた個体です。
大きな外傷はなく、水分補給ののち数時間で元気に空へ戻っていきました。
シー ライフ パーク ハワイでは2005年以来、約4,000羽のミズナギドリを保護し、無事にリリースしています。


アカアシカツオドリやカツオドリも、パークで手当てを受けた仲間です。


釣り針の怪我や衰弱などで運び込まれた海鳥たちは、十分なケアを受けたのち、再びハワイの青い空へと羽ばたいていきます。
現在、パークにある海鳥のリハビリセンターは改装中です。
傷ついた海鳥を見つけた際は、以下の施設へご連絡をお願いいたします。
Hawaii Wildlife Center 「新しいタブで開きます」
Department of Land and Natural Resources 「新しいタブで開きます」
施設の再開後は、24時間体制での無償治療と保護受け入れを予定しています。
イルカやウミガメ、アシカなど、シー ライフ パーク ハワイには個性豊かな仲間たちがたくさんいます。
ハワイの自然と命のつながりを感じながら、心あたたまる時間をお過ごしください。